
暑い日や体調を崩したときに、経口補水液を家で手作りできるのか気になる方は多いと思います。
OS-1やアクエリアスORSを買い置きしていないとき、夜中に子どもが体調を崩したとき、災害時の備えを考えるときなど、水・塩・砂糖で作れるなら知っておきたいですよね。
結論からいうと、経口補水液に近い飲み物は、水・塩・砂糖で手作りできます。
ただし、自己流で塩や砂糖の量を変えると、かえって飲みにくくなったり、吸収のバランスが崩れたりすることがあります。
この記事では、手作り経口補水液の基本レシピと、OS-1・アクエリアスORSなどの市販品との違い、スポーツドリンクとの違い、子どもや高齢者に使うときの注意点をまとめます。
先に結論|経口補水液は手作りできますが、基本は「応急用」と考えましょう
手作りする場合の基本は、水500mlに砂糖20g、塩1.5gです。
1Lで作るなら、水1Lに砂糖40g、塩3gが目安になります。
ただし、手作り経口補水液は市販のOS-1やアクエリアスORSとまったく同じものではありません。
正確に作る自信がない場合や、子ども・高齢者・持病がある方に使う場合は、市販品や医療機関への相談を優先しましょう。
- 手作り経口補水液の基本レシピ
- 500ml・1Lで作るときの分量
- 大さじ・小さじで量るときの目安
- 手作りするときに絶対に守りたい注意点
- 手作り経口補水液とOS-1・アクエリアスORSの違い
- スポーツドリンクとの違い
- 子ども・高齢者・作り置きの注意点
目次-お好きなところからお読み下さい-
経口補水液は手作りできる?

経口補水液に近い飲み物は、家庭でも水・塩・砂糖で作ることができます。
経口補水液は、水分だけでなく、ナトリウムなどの電解質と糖分を一緒に補うための飲み物です。
水だけを飲むより、塩分と糖分を適切なバランスで含めることで、水分を補いやすくする考え方です。
ただし、ここで大切なのは「適切なバランス」です。
塩を入れすぎると塩分が多くなり、砂糖を減らしすぎると吸収を助ける役割が弱くなります。
そのため、手作りする場合は目分量ではなく、できるだけ計量して作りましょう。
手作り経口補水液の基本レシピ

手作り経口補水液の基本は、水・砂糖・塩です。
500mlで作る場合と、1Lで作る場合の分量を確認しておきましょう。
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| 作る量 | 水 | 砂糖 | 塩 | 使いやすい場面 |
|---|---|---|---|---|
| 500ml | 500ml | 20g | 1.5g | 少量だけ作りたいとき、家庭で試すとき |
| 1L | 1L | 40g | 3g | 家族用に作るとき、災害時の知識として覚えておきたいとき |
計りがない場合の大さじ・小さじの目安
キッチンスケールがない場合は、計量スプーンでおおよその目安を確認しておきましょう。
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| 作る量 | 砂糖の目安 | 塩の目安 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 500ml | 大さじ約2杯強 | 小さじ1/4杯 | 砂糖20g、塩1.5gの目安 |
| 1L | 大さじ約4杯強〜4杯半 | 小さじ1/2杯 | 砂糖40g、塩3gの目安 |
計量スプーンで量る場合は、すり切りで量るのが基本です。
砂糖の種類や粒の大きさによって重さは少し変わるため、できればキッチンスケールで重さを量る方が確実です。
レモン果汁を少量加えると、塩味がやわらいで飲みやすくなることがあります。
ただし、レモンを入れれば市販の経口補水液と同じになるわけではありません。あくまで味を整えるための補助と考えましょう。
作り方
- 清潔な容器を用意する
- 水に砂糖を入れてよく溶かす
- 塩を入れてさらによく混ぜる
- 必要に応じてレモン果汁を少量加える
- 作ったら冷蔵し、できるだけ早く飲み切る
砂糖や塩が溶け残ると、飲む場所によって濃さが変わってしまいます。
作ったあとは、しっかり混ぜてから飲みましょう。
手作りするときに絶対に守りたい注意点

手作り経口補水液は便利ですが、自己流で作ると失敗しやすい飲み物でもあります。
特に、塩と砂糖の分量は重要です。
塩を入れすぎない
「汗をかいたから塩を多めにした方がいい」と考えたくなりますが、塩を入れすぎるのはおすすめできません。
塩分が多くなりすぎると、飲みにくくなるだけでなく、持病がある方には負担になることがあります。
高血圧、腎臓病、心臓病などで塩分制限を受けている方は、自己判断で手作り経口補水液を飲まないようにしましょう。
砂糖を減らしすぎない
糖分が気になるからといって、砂糖を大きく減らすのも注意が必要です。
経口補水液では、砂糖は甘さのためだけに入れるものではありません。
水分とナトリウムを補ううえで、糖分もバランスの一部になります。
糖質を制限している方や糖尿病の方は、自己判断で飲まず、医師や薬剤師に確認してください。
作り置きしない
手作り経口補水液には、市販品のような管理された製造環境や保存性はありません。
清潔に作ったつもりでも、家庭で作る以上、衛生面には注意が必要です。
作ったものはその日のうちに飲み切るのを基本にし、残ったものは無理に保存しないようにしましょう。
味がおかしいと感じたら飲まない
塩味が強すぎる、においが気になる、時間が経っているなどの場合は、無理に飲まないでください。
特に夏場は傷みやすいため、持ち歩きや作り置きには注意が必要です。
手作り経口補水液は「正確に作る」「早めに飲む」が大切です。
目分量で塩を増やしたり、砂糖を減らしたりすると、経口補水液としてのバランスが崩れます。あくまで応急的な知識として覚えておき、市販品が使える場面ではOS-1やアクエリアスORSなども検討しましょう。
手作り経口補水液とOS-1の違い

手作り経口補水液とOS-1は、どちらも水分・電解質・糖分を補う考え方に基づいています。
ただし、手作りしたものと市販のOS-1は同じではありません。
OS-1は、脱水症のための食事療法として使う経口補水液です。
スポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、水と電解質の吸収を速めるため、スポーツドリンクより糖濃度は低い組成とされています。
大きな違いはカリウムなどの電解質も設計されていること
手作り経口補水液とOS-1の大きな違いは、カリウムなどの電解質まで細かく設計されているかです。
家庭で水・塩・砂糖だけを混ぜる場合、主に補えるのは水分、ナトリウム、糖分です。
一方、OS-1にはカリウム、マグネシウム、リン、ブドウ糖なども含まれています。
家庭の塩と砂糖だけでは、脱水時に失われる電解質を市販品と同じように補うことはできません。
レモン果汁を加えると飲みやすくなり、わずかにカリウムなども含まれますが、OS-1の代わりとして成分を再現できるわけではありません。
手作りはあくまで応急的な知識とし、症状が長引く場合や正確性を重視したい場面では、OS-1などの市販品に切り替える方が安心です。
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| 比較項目 | 手作り経口補水液 | OS-1 |
|---|---|---|
| 作り方 | 水・砂糖・塩を家庭で混ぜる | メーカーが管理して製造 |
| 分量の安定性 | 計量次第で変わる | 商品として一定 |
| カリウムなどの電解質 | 水・塩・砂糖だけでは十分に設計できない | カリウムなども含めて設計されている |
| 保存性 | 基本は作った当日に飲み切る | 未開封なら表示期限まで保存しやすい |
| 使いやすさ | 材料があれば作れる | 開けてすぐ飲める |
| 向いている場面 | 緊急時・買い置きがないときの応急知識 | 脱水が心配な場面の備え |
正確に作るのが不安な方や、家族用に備えておきたい方は、市販のOS-1を常備しておく方が安心です。
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手作り経口補水液とアクエリアスORSの違い

アクエリアスORSも、市販の経口補水液です。
普通のアクエリアスとは違い、脱水が心配な場面で使う商品として設計されています。
手作り経口補水液は、材料があればすぐ作れるメリットがあります。
一方で、アクエリアスORSは商品として成分が管理されており、アクエリアスブランドの味になじみがある人にとっては飲みやすい選択肢になります。
- 手作り:材料があれば作れるが、分量と衛生管理が必要
- アクエリアスORS:市販品として成分が管理され、飲みやすさも選びやすい
OS-1の味が苦手な方や、アクエリアスブランドに慣れている方は、アクエリアスORSも候補になります。
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手作り経口補水液とスポーツドリンクの違い

経口補水液とスポーツドリンクは、似ているようで目的が違います。
ポカリスエットやアクエリアスは、汗をかく場面で使いやすいスポーツドリンクです。
一方、OS-1やアクエリアスORSのような経口補水液は、脱水が心配な場面で使う飲み物として考えます。
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| 比較項目 | 手作り経口補水液 | スポーツドリンク |
|---|---|---|
| 主な目的 | 脱水が心配な場面での応急的な水分・電解質補給 | スポーツ・部活・屋外作業など汗をかく場面の水分補給 |
| 味 | 塩味を感じやすい | 甘みや酸味があり飲みやすい |
| 糖分 | レシピにより調整される | 商品により異なるが糖質を含む |
| 向いている場面 | 買い置きがないときの応急知識 | 汗をかく日常シーン |
| 注意点 | 計量・衛生管理・作り置きに注意 | 水代わりに大量に飲まない |
スポーツドリンクは飲みやすい反面、糖質やカロリーも含みます。
普段の水分補給は水や麦茶を基本にし、汗をかく場面でポカリスエットやアクエリアスを使うと考えるとわかりやすいです。
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子どもに手作り経口補水液を飲ませてもいい?

子どもに手作り経口補水液を飲ませる場合は、かなり慎重に考えたいところです。
軽い暑さ対策や普段の水分補給であれば、水や麦茶を基本にしましょう。
発熱、下痢、嘔吐などで脱水が心配な場合は、手作りで様子を見るより、市販の経口補水液や小児科への相談を優先した方が安心です。
子どもに使うときの注意点
- 目分量で作らない
- 塩を多めにしない
- 作り置きしない
- 一気に飲ませず、少量ずつ飲ませる
- ぐったりしている、水分が取れない場合は医療相談を優先する
子どもが吐いているときは、一度にたくさん飲ませると吐き戻してしまうことがあります。
少量ずつ、様子を見ながら飲ませることが大切です。
ただし、ぐったりしている、意識がぼんやりする、尿が少ない、水分を受け付けないなどの場合は、自己判断せず医療機関や救急相談につなげてください。
高齢者に手作り経口補水液を飲ませてもいい?

高齢者は、のどの渇きを感じにくく、暑い時期に脱水が心配になることがあります。
一方で、持病や服薬、食事制限がある方も多いです。
特に、高血圧、腎臓病、心臓病、糖尿病などで、塩分・水分・糖質の制限を受けている場合は、自己判断で手作り経口補水液を飲むのは避けた方が安心です。
高齢の家族に用意するなら
- 普段は水や麦茶をこまめに飲めるようにする
- 脱水が心配な場面用に市販の経口補水液を少量備える
- 飲み込みが気になる場合はゼリータイプも検討する
- 持病や食事制限がある場合は医師・薬剤師に確認する
- 「トイレが近くなるから」と水分を控える場合は、少量ずつすすめる
離れて暮らす親に送るなら、手作りレシピを伝えるより、未開封で保管しやすい市販品を少量送る方が現実的な場合もあります。
手作り経口補水液は作り置きできる?水筒に入れてもいい?

手作り経口補水液は、作り置きには向きません。
家庭で作るため、市販品のような保存性は期待しにくいです。
作ったら冷蔵し、その日のうちに飲み切るのを基本にしましょう。
水筒に入れる場合の注意点
暑い日に水筒へ入れて持ち歩く場合は、衛生面に注意が必要です。
長時間の持ち歩きや、口をつけたままの飲み回しは避けましょう。
また、スポーツドリンクや経口補水液のように塩分や酸を含む飲み物は、水筒の素材にも注意が必要です。
水筒に入れるときの注意
金属製の水筒では、飲み物の酸や塩分によって金属が溶け出すリスクが指摘されることがあります。スポーツドリンクや手作り経口補水液を入れる場合は、水筒メーカーの注意表示を確認してください。
学校や部活に持たせる場合は、水筒の中身のルールも確認しておくと安心です。
市販品を選んだ方がいい場面

手作り経口補水液は、あくまで「買い置きがないときの応急知識」として考えるのが安全です。
次のような場面では、市販品や医療相談を優先しましょう。
- 子どもがぐったりしている
- 高齢者の脱水が心配
- 嘔吐や下痢が続いている
- 水分をうまく取れない
- 意識がぼんやりしている
- 持病や塩分・糖質・水分制限がある
- 正確に計量できない
- 家族用に常備したい
このような場合は、OS-1やアクエリアスORSなどの市販品を用意しておくと安心です。
また、症状が強い場合は、飲み物だけで対応しようとせず、医療機関や救急相談につなげましょう。
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OS-1・アクエリアスORS・ポカリ・アクエリアスの使い分け

最後に、手作り経口補水液も含めて、暑さ対策の飲み物を整理しておきましょう。
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| 飲み物 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 手作り経口補水液 | 買い置きがないときの応急知識 | 分量・衛生管理・作り置きに注意 |
| OS-1 | 脱水が心配な場面の備え | 日常の水分補給として常用しない |
| アクエリアスORS | 飲みやすい経口補水液を選びたいとき | 普通のアクエリアスとは目的が違う |
| ポカリスエット | 部活・スポーツ・屋外作業 | 糖質を含むため水代わりに飲みすぎない |
| アクエリアス | さっぱり飲みたい汗対策 | 糖質を含むため飲む量に注意 |
詳しい使い分けは、以下の記事でまとめています。
よくある質問

水・砂糖・塩を使って、経口補水液に近い飲み物を手作りできます。
500mlなら水500ml、砂糖20g、塩1.5gが目安です。
ただし、市販のOS-1やアクエリアスORSとまったく同じものではないため、応急的な知識として考えましょう。
500mlで作る場合、砂糖20gは大さじ約2杯強、塩1.5gは小さじ1/4杯が目安です。
1Lなら、砂糖40gは大さじ約4杯強〜4杯半、塩3gは小さじ1/2杯が目安です。
ただし、砂糖の種類やすくい方でズレるため、できれば重さで量る方が正確です。
目的が違います。
手作り経口補水液は、脱水が心配な場面での応急的な水分・電解質補給として考えます。
部活やスポーツなど汗をかく日常シーンでは、ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクが使いやすい場面もあります。
おすすめしません。
砂糖は甘さのためだけでなく、水分とナトリウムを補うバランスの一部です。
糖質が気になる方や糖尿病の方は、自己判断で作らず、医師・薬剤師などに相談してください。
塩を多めに入れるのはおすすめしません。
塩分が多くなりすぎると、飲みにくくなるだけでなく、持病がある方には負担になることがあります。
分量どおりに作ることが大切です。
作り置きには向きません。
家庭で作る飲み物なので、作ったら冷蔵し、その日のうちに飲み切るのを基本にしましょう。
時間が経ったものや、におい・味に違和感があるものは飲まないでください。
まとめ|経口補水液は手作りできますが、市販品との違いも理解しましょう

経口補水液に近い飲み物は、水・塩・砂糖で手作りできます。
500mlなら、水500ml、砂糖20g、塩1.5g。
1Lなら、水1L、砂糖40g、塩3gが基本の目安です。
計量スプーンで量るなら、500mlでは砂糖が大さじ約2杯強、塩が小さじ1/4杯。
1Lでは砂糖が大さじ約4杯強〜4杯半、塩が小さじ1/2杯が目安です。
ただし、手作り経口補水液は、OS-1やアクエリアスORSなどの市販品とまったく同じものではありません。
市販の経口補水液は、カリウムなどの電解質も含めて設計されています。
分量を正確に量ること、塩や砂糖を自己流で変えないこと、作り置きしないことが大切です。
子ども・高齢者・持病がある方・症状が強い方は、手作りで様子を見るより、市販品や医療機関への相談を優先しましょう。
この記事は、経口補水液の手作り方法と注意点に関する一般的な情報をまとめたものです。
発熱、下痢、嘔吐、強い脱水症状、意識がぼんやりする、水分がうまく取れない、ぐったりしているなどの場合は、自己判断せず医師・薬剤師・登録販売者などに相談してください。
高血圧、腎臓病、心臓病、糖尿病などで食事制限・水分制限・塩分制限・糖質制限を受けている方も、使用前に専門家へ確認することをおすすめします。
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